2週間前に手術の事を書きました。

 

先月の抗がん剤投与の時にがんセンターの主治医に手術の事を

 

改めて聞いてみました。

がんセンターでは(つまり現代医学では)もともと手術ができない

ステージ4のガンがとにもかくにも今までの検査では胃にしか

病変が認められない状況になったわけです。  そのような

状況になった昨秋に既に主治医からは ”手術という選択肢が

生まれた” というような事は言われていました。

それに対して僕がもう少し手術の事は考えずに頑張りたいので

と伝えて抗がん剤治療を続けてきているわけです。

 

じゃあ可能ならば手術をする、という事をいわば前提のように

 

話を聞いてみたらどんな方向性が示されるのだろう、、、

 

主治医からは

 

 -今までの検査はCT・MRIで転移先の肝臓・リンパ節を

  見てきたしそれ以外の部位の転移の可能性も見てきた

  胃は内視鏡で検査をしてきた。

 -今投与中のパクリタキセルは3月が第4クールなので

  それが終了した時点で同様の通常の検査をして

  今とあまり変わらないという事であれば、外科医と相談して

  手術の段取りを決めてゆくことになる。

 -しかしそれらの検査だけでガンが完璧に検査しきれる

  ものではない。

  僕の場合は胃が原発なので、腹膜への転移という可能性も

  あるがそれは実際に腹腔鏡で腹膜を見てみないと分からないし

  転移があれば胃の手術はできないということになる

 -そういったことも含めて4月に手筈を取ることになるし、

  手術ができるという事になったら最短で4月中という事に

  なる

というようなことでした。

 

腹腔鏡で腹膜転移を調べる、という事はそれ自体がお腹に穴を

 

開けて腹腔内を検査器具で見る、という事ですから検査だけの

ためにいわば手術に近いことをするわけですね。

本当に色々とあるものです。

前回書いたようにまだ胃の筋層まで腫瘍が届いているのであれば

進行がんの部類ですし、ステージ2相当という事なのでしょう。

4から2へ、2年かかりましたが、じゃあ手術してください、と言って

すんなりGoというものでもないようです。

 

4から3へ、というダウンステージは最初は半年くらいで訪れた

 

もののそこから肝臓を再発させたり、またそれを消失させたりで

結局1年半くらいでした。

2までが2年。

 

その間、一貫して済陽高穂式だったとはいえ自分なりに試行錯誤も

 

色々しましたしうまくいった時もあるし失敗もしました。

(打率4割、としばらく前の記事に書きましたね)

 

最近思うのは、どこまで自分がやり切れてきていたのだろうか、と

 

いうようなことです。

済陽先生の指導方針は確立していますし、著書も多く出されていて

そこに丁寧に明快に記載されてもいます。

自分もそれに忠実にやってきたつもりですし、だからこそここまで

ダウンステージもできてきたと思います。

そこに疑いの余地は無いと思っています。

 

済陽先生の指導方針の核は最近では8つの原則として著書に

 

詳細に記されているのを多くの方もお読みでしょう。

それにのっとって自分をコントロールしてきたわけですが、

最近実はそこには行間を読める部分があったり、8つ以外に

重要な方針が別の形で記載されたりしているのではないか、

そしてそういう部分が今の自分にとってとても大きな意味を持って

いるのではないか、と思えてきました。

 

もう3月も中旬となり春の足音も大分近づいてきましたが、

 

今の僕はそういうことを考えながらできるところを実行に移しつつ

体を休めておとなしく暮らしています。

なんだかまるで冬眠中のクマが穴倉の中でうとうとしているような

暮らしのようです。

 

 

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