4月に胃の内視鏡検査(例の生検をやった時の検査です)、そして6月にMRIで

肝臓とリンパ節の検査が行われました。

この2つの結果を踏まえて経過報告12とします。

 

胃の内視鏡検査

 

 経過報告10に書いた1月の内視鏡検査では胃は著しく好転したので

 済陽先生からもあと1歩半と言っていただけました。

 しかし4月の内視鏡ではそこからほとんど変化無し、と主治医から

 説明を受けました。

 写真も見てみましたが確かにそんなに変わっていません。

 胃の中央部あたりに少しだけ病変が見受けられます。

 生検の結果もガン細胞有り(これは想定内ですので驚きはしませんでしたが)。

 

MRI

 肝臓の腫瘍は消えたまま(つまり画像上はもう見つけられない)ということでした。

 やはりこういう状況は聞かされるとほっとします。

 検査は2~3か月おきですからその間どうなっているのか、とがん患者の人なら

 皆とても気になるものですよね。

 しかし経過報告11に書いたリンパ節の件がやはり気になります。

 CTでは見えなくなっていたリンパ節の腫れが前回MRIに変えたとたんに見えて

 しまい、しかもその大きさは1年前と同じ1.3cm前後だったのですから。

 その大きさにまで縮小したのは昨年の冬でしたからそこから1年以上リンパ節の

 腫れは大きさが変わらなかったということです。

 結果は、、、、、   やはり変化無し。

 まあそうだろうと思いました。   だってそろそろ1年半変化が無いのですから。

 その間色々と取り組んでみたけれどリンパ節に関しては奏功していない、と

 いうことですね。

 

 

主治医の立場からすればそれでも悪化はしていないのだから現在の抗がん剤は

 

 

奏功しているということになりますし他に何があるわけではないということなので

淡々と隔週の抗がん剤投与を続けてくれています。

悪くなっていないということは医学的には抗がん剤による延命治療が引き続き

奏功しているという範疇は出ていないのでしょう。

それにリンパ節の場所と大きさからして胃と共に手術で摘出するのはリスクが

高いという判断はすでに昨年の冬になされているわけです。

 

自分としてどう捉えるか。  

 

悪くなっていないので済陽式食事療法その他のマイセラピーを続けてゆくことは

やはり変わりはないのですが、このままでいいのかという気持ちも頭をもたげます。

世の中には僕よりももっと大変な病状の患者さんも多く現状維持どころか悪化

している人も多くいるだろうに、まず現状維持できているだけでも良しとすべし。

これも偽りのない気持ち。

けれど抗がん剤も続けつつこの生活をどれだけ続けてゆくのかという不安も

偽りのない気持ち。

治らなくてもどこかで抗がん剤を止めてガンを残したまま生きてゆくという選択肢も

時折頭をかすめます。  

自然治癒力だけを頼りに数年かけてがんの消失とか共存とかをしている人達も

世の中には居ますし。

それに手術のできない僕のような患者の場合はガンを消すといっても徐々に

小さくしてゆくしかないので検査で見えなくなって完治ということになったとしたって

1.3cmが数mmのレベルに変わっただけ、というようなちょっと穿った見方だって

できないことは無いですし。

 

こういう時っていうのは自分の精神力を試されていると感じる時です。

 

早く結論を出したいけれど現実は宙ぶらりんの状態。  

もちろん一人で考えを整理することは大事なのですがともすると一人だけだと

空回りしたり極端に走ったりしかねない怖さもあります。

 

病院にはこういう病状の患者が手術もせずに完治した例は無いようですから

 

済陽先生の患者さんで実際に完治させた人にお会いできたら話を聞いてみようかなとか

他にも同様の例で完治させた人がいればお会いしてみたいと思いました。

この場合、僕が思うに単に”食事を変えたらガンが小さくなった”というレベルでは駄目だと

思いました。  食事を変えると体が変わる、というのは僕にとってはもうあたりまえの事。

そして世間でも(認める人は多くないかもしれないけれど)当たり前の事。

そして僕自身がそれを証明していますからね。

大事なのはガンをきちんと治して予後を良好に生きているということです。

そういうレベルでの体験者にお会いできたら何か僕の見落としているヒントがあるかも

しれない、そう感じ始めました。

そんなことは可能でしょうか。

 

今回の検査結果を持って昨日済陽先生の診察を受けてきましたので

 

次回(その2)ではその報告をしたいと思います。

 

 

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