前回10月7日から今日29日まで3週間の間に抗癌剤の

第2クールが開始されました。

10月14日(水)に入院、15日(木)に2種類の抗癌剤を

点滴およびもう一種類を経口で服用開始、経過を見て17日(土)に

退院でした。 今後は(抗癌剤の種類が将来変わらない間は)

このようなペースになるでしょう。

入院時に採血をしたところ内容が非常に良かった(腫瘍マーカーは

高い値ですがそれ以外の数値は正常値)と主治医に告げられましたし

入院中はこれといった副作用も無かったので、今回は慣れもできてきて

かつ身体の調子も整えてきた(食事療法や運動など)が良かったの

だろうとホッとしていたのですが、退院後の副作用はかえって前回より

厳しいものでした。 

熱っぽさ、脱力感、食欲不振による拒食などは前回と同じように

数日から1週間くらい続きましたが、それに加え今回は強烈な

嘔吐、排泄と発汗がいきなり襲ってきて長時間動けなくなってしまう

という副作用に襲われその間は心身共に打ちのめされる感じでした。

幸い今回は一度きりでしたがいつ来るのか予想がつかず、またその後も

数日は体力が消耗した感じで家にこもっていました。

どうやら抗癌剤開始から1週間~10日は動くのは無理のようですね。

そこから食欲も戻り、体力も徐々に戻ってきて今日現在はかなり

元気になっています。また長時間歩くこともできるようになりました。

 

 

 

第一クールの後半から元気な時は意識的に身体を動かすようにしています。

食事療法のおかげで血液は大分きれいにさらさらになっています。

(実際血液さらさら度検査というのがあるんです)

でもその血液が循環して代謝を良くするには筋肉を動かすことがとても

大事だそうです。

副作用で赤血球も減少していて酸素の身体への供給も落ち込むのでなおさらです。

主に長時間歩くこと、それとなるべく全身を使う体操(自彊術というのを

やります)をすることでカバーしています。

食事療法も自炊ですからそんなこんなで時間はあっという間に過ぎて

ゆきます。

医学だけでは治る見込みはほとんど無く延命、といわれている中で完治を

目指し食事療法や運動や色々と工夫し自分の生活のペースを作る事に試行錯誤

しながら第一クールは終わってしまったような感じですが、最近ようやく

少しずつベースができてきたように思えています。

8月に入院した時に以下のような目標を立てました。

1. 完治を目指す

2. 再発しない身体を作る

3. できる限り健康に闘病する

1の完治、ですら医者からは期待するなと言われていますから2と3は

分かりにくいかもしれませんけれど、癌という病気を学べば学ぶほど

この重要性を再認識し自分の目標として堅持したいと思っています。

再発、ということに関しては学んだこと、思うところもいくつかありますが

又機会があれば書いてみたいと思います。

 

 

 

済陽先生の食事療法はその後21日に再度診断がありました。

前回のPETの結果は胃、転移先の肝臓とも病巣は大きなものではなく

細かい癌病巣が点在するような形なので食事療法の効果は出やすいのでは

ないか、とのことでした。

胃は潰瘍が大きくできていて出血していたのですがその中の癌組織は

どうやら潰瘍の見た目ほど大きくないようです。

がんセンターで行う内視鏡とCTの結果に大いに期待をされていたようですし

食事療法を徹底するよう励まされました。

 

 

 

最後に少し明るいニュースがあります。

昨日抗癌剤2クール後の胃の内視鏡検査がありました。

今日結果を聞いてきましたが、胃の表面の腫瘍部分が大幅に縮小し潰瘍だけに

なりつつあるとのことでした。 

写真を見ましたが8月、9月の時のデコボコした隆起状のものが大分無くなり

出血も無く、白い平坦な潰瘍が見受けられました。

内視鏡では胃壁の内部は分かりませんしリンパ、肝臓への転移状況も

分かりません。 

また抗癌剤が効く、というのは完治では無く癌が1/2以下に縮小した状態が

一か月続けば効いたとする(言い換えると抗癌剤では完治しない)という

事のようですので、今回の状況が継続するのか一時的なものかは判断は

できないようです。

でもひとまず胃の癌は2カ月の時間の後に少し良くなった兆候を見せて

くれました。

油断はできませんけれど少しうれしい思いをすることができました。

 

 

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