2センチほどの良性腫瘍(たぶん)

30分ほどの軽い日帰り手術

・・・のはずだったのに。

 

最初は女医さんと看護師の女性2人だったのに

途中から助っ人で

男性二人が参加したようです。

 

どうなっちゃってるの?

わたしの背中

というか腰

というか切開されてる中身・・・

 

見たいような

見るのが恐いような

 

下の方で何かぼそぼそしゃべっているけど

何を言っているのかはわからない。

 

ひっぱられたり

さすられたり?

 

だんだん激しくなってきました。

 

「あっ!」

わたしは心の中で大きく叫んだ

 

ものすげー

中身を

ひっぱりだされてる!

 

こんなに中身出しちゃっていいの?

と不安になるくらい

ずおーっと引っ張られるのがわかった

 

これ、

たぶん

筋肉。

 

筋肉の束?をつかんでひっぱってる感じ。

 

え。

わたしの

筋肉大丈夫?

 

7年間ジムに通って

筋肉が増えた減ったと

インボディで毎月チェックし

大切に?育ててきた筋肉が!

 

こんなことされたら

ダメージ受けて

もう

運動できなくなるんじゃない?←募る不安

 

・・・やめてほしい。

 

つかまれてひっぱられているであろう筋肉が

心配過ぎて

思わず頭を上げてしまった

 

「どうしました?痛い?」

「あの、ものすごく

ひっぱられている感じがするんですけど」

と、控えめに言ってみた。

 

看護師さんの返答はいつも同じ。

「大丈夫ですよ~」

 

 

ここまできて

中止ってわけにもいかないし

やるしかないんだろうな~

 

いつか終わる。

早く終われ。

ひたすら念じていると

「はい、じゃ」

「ありがとうございました」

という会話が聞こえ

手術室のドアが再び開いて

助っ人退場の気配。

 

終わった?

終わったのか?

 

はー

やれやれ。

(多分、先生や看護師さんの方がわたしの100倍思ってる)

 

 

「とれましたよー

これから縫合しますね」

 

まだ

縫ってなかったんだ・・・

 

助っ人は

とるだけとって去っていったらしい。

 

 

「……摘出手術終了しました」

 

終わった。

そしてわたしは思った。

 

どのくらいの時間がかかったのか知りたい。

 

←あとでスマホ見たら2時間半たってた。

 

移動時間とかいろいろあったから

実質2時間ぐらいだと思う。

 

ずっとうつぶせの脚を伸ばしたカエル状態だったので

翌日、腕が筋肉痛になっていました。

(カエルのように腕を曲げた状態で動かせなかったから)

 

 

脂肪腫の場合、筋肉に貼り付いていたり筋肉の束の奥にあると

すごくやっかいで

1時間近くかかると

事前にネットで調べていたんだけど

 

2時間って!

 

この後、その理由をわたしは先生から聞くことになります。