先日、

信号待ちをしていたら、

横断歩道の向こう側からいきなり男性の物凄い叫び声がした。

 

ウワーッ

ワーッワーッ

ワアアアアアアーッ

 

何事か!?

何か起こったのか!?

事故か!?

目を凝らすも

特に変わった様子もなく

 

横断歩道のこちら側は

私の他にはおばさまが1人、

 

向こう側にも1人か2人信号待ちしてる人がいたと思う。

 

あまりの叫びに

全員、棒立ち。

そして無言。

・・・・・・・・・

とっさの場合、人間は固まるものなのね。と知った。

 

一体声はどこから、

と声方向に目を凝らすと

向こう側で信号待ちをしている自転車に乗った男性だった。

 

誰もそばにいないし

何かにぶつかったわけでもなく

虫に襲われたわけでもなさそうだ。

 

一番怖かったのは

叫んだあと

何事もなかったかのように

青信号と共にすいーっと自転車を走らせたことだった。

 

私、すれ違った時に思わず顔を見ちゃった・・・・

 

真顔だった。

 

そして背中にウーバーイーツのリュック背負ってた。

 

何かとんでもなく嫌なことがあったのか。

日頃の鬱憤が突然爆発したのか。

 

まあ、欝々としたこのご時世だからなあ・・・

息苦しい日々を視覚で見たような気がしたよ。

 

 

そして後日、また同じ場所あたりで、ウ―バーのリュックを背負った彼に遭遇した。

・・・吠えてなかった。

 

ちょっとだけ、安心した。

 

それだけの話です。

でも、インパクト強くて忘れられない・・・。