世の中には頭痛で悩まされる人とそうでない人がいる。
「頭痛ってよくわからない。なったことない」
みたいなことを言う人がいるわけです。
ええ、わたしの周りにもね、いらっしゃいます。
いいな、いいな、うらやましいぜ、まったく。
・・・というようなくだりは前回もあったね。
今日は長文です。
結構真面目な内容です。
肩こりが来るので首回しと肩回しをしつつ書く(打つ)よ。
原因は何?
常々そう考えていました。
痛い→原因がある、と思っていたわけだけど原因はさまざま、頭の痛み方も様々。
わたしは混合型なので「この頭痛は何?」からスタートするわけですがよくわからなかった。
そもそも偏頭痛の前兆症状に「首筋や肩のはり」というのがあるのでたいへん紛らわしい。
偏頭痛は「血管が広がったことにより痛みを起こす」ものなので膨張した血管を収縮させるための薬を用います。
トリプタン系の薬は「血管収縮剤」であり「鎮静剤」ではないのです。
昔は市販の鎮静剤で収まっていたのによくわかんないなあと思う。
頭痛のタイプが変わったってこと?
誘発要因は
①混雑した場所で酸素を取りこもうと脳の血管が広がる
↑そういうわけで昔から人混みの中に出るのが苦手です。人の集まる場所に行くとその後、頭痛で寝込むから。
②週末や仕事が終了した後、緊張がほどけて血管が広がる
↑おかげで週末は寝込むことが多く、せっかくの休日が台無し。
③月経の時も血管が拡張するらしい。
↑生理痛があるときから頭痛に変わった。場所が変わるだけで鎮静剤を用いることには変わりない。どちらがマシなのかはよくわからない。そもそもどちらの方がいい悪いといったところで選択権は自分にはない。
拡張される、ということは収縮させれば痛みがなくなるということなので、冷やす、安静、が必要になります。
④ストレスや同じ姿勢を続けることで血流が悪くなることでおこる。
↑肩こりや首の痛みに悩まされているので。この痛みが首を登ってきて頭痛に変わります(私の場合)
血流の悪さからきているので、お風呂に入ったり温めたり運動したりすることが必要。今までと真逆の「緊張型頭痛」といわれるもの。
こちらは鎮静剤でないと治まらないと思われます。
同じ頭痛なのに真逆~!
でもね、①②の時も首や肩は痛くなるわけ。
目も痛くなる。疲れ目からも来るみたい。
鎮静剤で効かなくなった
↓
仕方なく病院に行く
↓
トリプタン(血管収縮)出してもらう
↓
頭痛が治まったので以後頭痛はこれだと思いこむ
↓
効かない時があり薬害頭痛になっているのではと怯える(つい先日までのわたし)
↓
病院で処方された薬をあまり飲まないようにしようと市販の鎮静剤を飲み、効かなかったら処方された薬を飲むようになる
↑
これが大きな間違いだった。
処方される血管収縮の薬(トリプタン)は飲むのが遅れると効果が出にくい。
それでますます「薬が効かなくなった」と怯えていました。
だってね、薬が真逆なわけですよ。
血流悪いのに収縮させてどうする。
広がっているのに別の効能(鎮静剤)を飲んでどうする。←多少緩和される場合もあるので余計ややこしい
もうね、素人判断じゃ無理。
今まで「混合型です」と言っても具体的に言ってくれる先生はいませんでした。
「じゃあ、偏頭痛用の薬出しますね」
それだけだったし、わたしも出されたものを飲むだけしかないと思っていた。
なるべく運動したりゆっくりお風呂に入るようにはしていたけど、そちらは緊張型頭痛にしか効果ないわけです。
緊張型頭痛ではない偏頭痛は遺伝要素が高いというけど、わたしの身内には知る限りいない。
納得いかない。
謎や謎や!と言っていても仕方がない。
なるもんはなる。
もうなっとる。
どうにかせにゃならん。
で、万歳三唱の先生に言われたわけです。
「緊張型頭痛にトリプタンは効かないよ。ロキソニンだね」
どうやって区別したらいいんですか!
見極めのコツは!
秘伝を教えろの勢いで聞きました。
「どんな痛みが今まであった?今の痛みはどんな痛み?」
「目の奥とか、頭の一部のすごく痛いところをえぐりとってしまいたい痛み、脈打つたびに痛い、今はこのあたり全部がぼやーっと痛いです」
「アイスクリーム頭痛は?」
「ああ、あります。かき氷はほぼ食べられません」
「痛みは?」
「きーんとなって」
「しびれる?」
「しびれるというより締めつけられる感じ・・・孫悟空のわっかをぎゅーっとしめた感じです」
↑脳神経外科の診察室で何言ってんの?孫悟空とか架空の話じゃん・・・って今思ったが本人大真面目。手真似までしたからね。
「あのね、えぐり取りたいような痛み、と目の奥が痛いのはトリプタン(血管収縮剤)を速攻で飲む! で、それ以外はロキソニン(鎮静剤)」
こうして長きにわたった頭痛薬迷走に一筋の光が見えたのでした。
どこかの誰かの参考になれば幸いです。(ならねーよ)