リウマチ記録@底辺団地 -24ページ目

リウマチ記録@底辺団地

関節リウマチと底辺暮らしの記録

二度の乗り継ぎを経て現地に到着した時、右膝が激痛で「終わったな…」と絶望した。

痛くて痛くて、健常な人の半分以下のスピードでしか歩けなかった。

同じ便に乗っていた人たちはすぐに全員いなくなり、次の到着便の人たち全員にも抜き去られた。

おかげさまでイミグレーションには誰も並んでなくてちょっとだけ助かった。

 

「これからどうなるんだろう…」

旅を決行したことに対する後悔の気持ちで茫然自失の状態だった。

 

痛みに歯を食いしばり、人々に助けてもらいながら、どうにかホテルに辿り着いた。

そのままベッドに倒れ伏し、小一時間ほど爆睡。

目覚めた時、「ここが自宅だったらどれほど良かっただろう」と泣きそうになった。

自分の無謀さを悔やんで止まなかった。

 

 

翌日。相変わらず痛む脚を引きずりながらも、バスで出かけた。

そして、朽ちた城壁を見ながら乾いた風に吹かれた。

その瞬間、私は心の底から湧き上がる喜びに包まれた。

昨日までの強烈な「後悔一色」だった気持ちが一瞬にして変わった。

その豹変ぶりに我ながら心底驚いた。

単純すぎるのか、真正のバカなのか。

 

でもこの瞬間から、後悔の念は二度と湧いてこなかった。

毎日ゆっくりゆっくり歩き、隙さえあれば休憩しながら、自分なりに街歩きを楽しんだ。

何度も「来てよかった」と涙ぐみ、再び異国の地に立てた幸せを噛み締め、こっそり涙を拭った。おそらく健康な人には理解し得ない涙。

 

 

たった一つの生き甲斐だった「一人旅」。

私はこの圧倒的孤独感が死ぬほど好きなのだ。

 

よく頑張った!ワタシ!本当に!