大腸内視鏡検査から数週間後、再び病院を訪れる。検査結果を聞くため。

検査のときもそうだったけど、毎回平日なのが辛い。仕事ができない。

少し待ってから診察室へ。

大腸の内壁が赤みを帯びているとこがあり、炎症が見られるとか説明を受けた後、潰瘍性大腸炎ですね、と言われる。

俺「はぁ…(潰瘍性大腸炎?は?なにそれ。まぁちょっと荒れちゃってるのかな?胃が荒れてます~みたいな?)」

医師「安倍首相と同じやつですね。」

俺「あぁ、あの…(たしか安倍首相もお腹弱かったよな)」

俺「それで、治るんですか?」

医師「難病で根本的な治療法はありません。」

俺「え…原因って何なんですか?」

医師「原因もこれというものは分かりません。」

俺「はぁ。(何も分からねーじゃねーか!こっちは腹が痛いのに!検査して損だわ!)」

俺氏、だんだん機嫌が悪くなる。

医師「今日はビオフェルミン出しておきます。2週間くらい後にまた来て下さい。」

俺「2週間後…はちょっとキツいですね…(こっちは仕事あるの!そんなしょっちゅう病院に来れませんよ!!)」

医師「では、薬多めに出しておきますんで、1ヶ月以内に来るようにしてください。」

俺「はぁ、はい。(根本治療ないのに何すんの?)」

医師「お大事に。」

俺「ありがとうございました…」

処方箋を受け取り、近くの薬局で薬を受け取る。

待ち時間や帰路で潰瘍性大腸炎のことをネットで調べる。

国が難病に指定していること。
大腸ガンのリスクが高まること。
治療のための治療費は掛からないこと。根本的な治療法はないけど。
原因はよく分からないこと。
最近若い人の患者が増えてること。
などなど。

なんだか大変なことになったな。