昨日はお通夜、今日は告別式だった。
冠婚葬祭は経験しなきゃわかんないって思ってたけど、
ばあちゃんは最後にそんなことを教えてくれた気がする。
あんなにおっきかった身体も最後はかなり細くなっちゃったけど、
御棺の隙間がなくなるくらい、お花や折鶴、色紙を一緒に入れてあげた。
お花でいっぱいのばあちゃんの顔は安らかだったように思う。
お骨になって外に出たら雨が降ってた。
ばあちゃんは雨女だったけど、
最後は泣いちゃったのかななんて思った。
最後の最後も涙が止まらなかったけど、
泣くのも今日でお終い。
俺が泣いてたらばあちゃんも悲しいだろうしね。
思えば、入院中にお見舞いに行った時、
帰り際にはいつも「体に気をつけて」とか「仕事頑張るんだよ」って言ってくれた。
自分らのことを本当に気にかけてくれてたんだなと今になって思う。
俺は、ばあちゃんに何かしてあげられたのかなぁ。
せめて孫の顔くらい見せてあげたかったなぁ。
これからは空から安心して見ていてほしいなって思う。
ばあちゃん。
本当にありがとう。
そして。
81年間、お疲れ様でした。