神奈川近代文学館で「作家と万年筆展」-漱石や乱歩の自筆原稿も | 犬の病気 皮膚病

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横浜・港の見える丘公園内にある県立神奈川近代文学館で、「作家と万年筆展」が開催されている。

同展は、日ごろの文学展では脇役の資料である万年筆にスポットライトをあてる。 会場には、同館所蔵のコレクションを中心に明治・大正期の文豪から、現在活躍中の作家まで、27人が愛用した万年筆と自筆資料がそろう。

自筆原稿の展示は、夏目漱石「鬼哭寺の一夜」、里見弴「風炎」、吉川英治「私本太平記」、江戸川乱歩「D坂の殺人事件」、井伏鱒二「ナッパ服流行時代」、井上靖「しろばんば」、埴谷雄高「死霊」、立原正秋「薪能」、向田邦子「ライター泣かせ」、開高健「珠玉」、井上ひさし「吉里吉里人 創作ノート」など。

また、関連イベントとして、2月19日に同展記念講演会「『文字を書く』ということ」を行い、作家であり古書店主の出久根達郎さんが登壇する。1月20日、2月10日・24日にはギャラリートークも。

神奈川近代文学館展示課・中村敦さんは「これだけ多くの、そうそうたる作家たちの万年筆が一堂に会する機会は初めてのことです。 この機会にぜひ、文章のプロが愛用した、そして数々の名作を生み出した特別な万年筆をご覧下さい。なかでも、北方謙三からの出品『狂四郎』は、柴田錬三郎の愛用品『モンブラン・マスター・ピース』で、万年筆好きの方には必見の名品です」と話す。
 
会場は神奈川近代文学館 第2展示室。開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。同展観覧料は一般=400円、65歳以上・20歳未満および学生=200円、高校生=100円、中学生以下は入場無料。2月26日まで。

出典:ヨコハマ経済新聞