震災記録の共有化必要 研究者ら認識一致 仙台でシンポ | 犬の病気 皮膚病

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東日本大震災の写真、映像、文書を後世に残す官学民の取り組みに関する国際合同シンポジウムが11日、仙台市青葉区の仙台国際センターで開かれた。研究者ら約200人が参加し、記録の収集、保存、活用策について意見を交わした。

東北大防災科学研究拠点とハーバード大の共催。阪神大震災をきっかけに「震災文庫」を創設した神戸大付属図書館の稲葉洋子情報管理課長は、講演で「震災文庫の存在を知ってもらい、利用してもらうことで資料提供につながった」と述べた。

東北大は、本格稼働したデジタルアーカイブシステム「みちのく震録伝」を紹介。国立国会図書館、大手インターネット検索サイト、河北新報社、宮城、岩手、福島3県の図書館なども、それぞれのプロジェクトを説明した。

報告者全員による討論では、プロジェクト間の連携による資料の共有化が必要との認識で一致。一般市民が収集資料を利活用できる環境整備などを、課題に挙げた。

今村文彦東北大災害制御センター長は「それぞれの取り組みは目的と役割が異なるが、重要な相互連携と資料共有化の第一歩が踏み出せた」と総括した。

出典:河北新報