26時間テレビ チームヘキサゴン三輪車制作秘話 2010 完
ここまでくると目標は高く、1位になった。
3位のチームをマークし、これから走り出すドライバーに伝える。驚く事に、アッキーナが逆に聞いてくる。
「どれを抜かせば、順位が上がるんですか?・・・・・あれね。あの黄色いやつね。」
他のチームの速いやつをマークし、そいつが走り出したら、RYOEIさんの順番になるようにする。
日が高くなってきて、ただ立っていても15分に一回は給水しないと、たおれてしまいそうな暑さだが、頭をフル回転させて、戦略を立てた。
ピットインはロスになる・・・・・・
速いやつにはRYOEIさん・・・・・・
前を走っているやつとのタイム差・・・・・
後を走っているやつとのタイム差・・・・・
試行錯誤の結果
チームヘキサゴンのピットから歓声があがった。
「やったぁ!よっしゃぁ!みんな気を抜いちゃだめよ!」
みんなに報告する前に、電光掲示板をみんな見ていたようだ。
めちゃめちゃうれしかった。まさか一瞬でも1位になるなんて!アナウンサーの三宅さんも、叫び、中継も繋がる。ドライバー以上に興奮した。これはいける!と
始まって1・2時間。この間に1位になれたのは、去年の経験からも大きい。あとは抜かされないように、マシーンが壊れないようにするだけだ。
疲れも吹っ飛んだかのように生き生きとした表情にみんな変わった。このまま飛ばして、2位と大差をつけておくのも、作戦の一つだが、あと10時間もある、やっぱりアッキーナやメンバーの体力が心配。キープ出来るようにピットインのタイミングやラップタイムの調整を行う事にした。
チームヘキサゴンは誰一人として1週2分を超える事がない。俺が本気で走って1分50秒なのに。驚くべき数値だ。
逃げ切るプレッシャー。これは想像以上のものだ。常に2位との差をカウントしていくのだが、縮まったりする事もある。アッキーナが走っていなくても縮んだ事を知ると、自分で抜かされるんじゃないかと、すごい不安げだった。それをRYOEIさんに伝えると、「僕が離しましょうか(笑)」とすごい頼もしかったのを今でも覚えている。
うれしい出来事は続いた。
なんとあの嵐と会う事も出来た。おしぼりを持って応援に来てくれた。お金を払っても近くで会うのが難しいとされている嵐をこんな近くで!!!中継もされ、録画していた自分を見たら、後ろの方でもう一人の嵐のように映っていた。(オオゲサ笑)
今回の三輪車の特徴。
左右にスイングする・・・・・・・・
これを上手く使えば、コーナーをインにインに攻める事が出来る。モニターを見ていたら、これをアッキーナが上手くやっていた。ほんと泣けるねぇ~。アッキーナの関係者のSさんと一緒に驚いた。
あたりが薄暗くなってきて、品川さんの掛け声でいっせいにライトオンにする。我がチームもヘッドライトと車両が重くならないように取り付けたLEDを点灯させた。
青い光が走る・・・・・・・
どこにいるか分かりやすかったが、問題が発生した、ここまでトラブルがなかったのに!!!電池が落ちてひきずられているではないか!!!
ピットでの修復作業!2位との差も縮んでしまう・・・・・・なんとか修復作業を終わらせる事ができた。
残り30分になろうと言う時だった。
2位との差は3分弱
ここまでタイヤなどはノートラブルだが、もしホームストレートを超えた所でパンクしてしまうと、約400m以上を押して、あるいは遅いまま乗って、あるいは持ち上げてピットまで戻らなくてはならない。余裕で3分は超えてしまう。ここまできて、パンクで、2位なんて事になったら・・・・・・・俺、死んでも死にきれない。
クリス監督。次にタイヤ交換入ります!!!どんなに遅くても20秒で終わらせます。!
タイヤ交換にアッキーナだけは嫌がっていた。なぜなら2位との差が詰ってしまうから・・・・。状況を把握してもらって、説得してなんとか最短の時間で交換を終えた。
そして最後の問題だ!
チェッカーフラッグはアッキーナに飾ってもらう事だ!
あせる・・・・・逆算して・・・・・・今のタイムと、予想タイムと・・・・・・
あああああああ・・・・・・・紙とペン紙とペン!!
このまま行けば優勝だがその実感より、アッキーナで終わらせてあげたい!そのためには・・・・・・・・でピットのメンバーの頭はいっぱいだった。
走っているドライバーにはピットでどう言う作戦になっているか分からない。大声で叫んでも聞こえない!しかたがないから、コースの裏から走っていって大声で走っているドライバーに伝える。
ごちゃごちゃだ(笑)
どうにかこうにかで
アッキーナで終わりそうだ!
3・・・・・・・・・
2・・・・・・・・・
1・・・・・・・・・
しゅうりょーーーーーっ!!!!!!
去年から夢見ていた優勝が現実に!!ほんとよかったぁーーーーーーーー。ふぅーーーー。
ウイニングランをするアッキーナをゴール付近で迎える事に。
クリス監督
小島よしおさん
アンガールズ田中さん
RYOEIさん
俺
みんなで抱き合って喜んだ。みんなで笑った。みんな疲労の顔は輝いていた。充実感。言葉じゃうまく表せないな(笑)
みんなお疲れさま。みんなありがとう!
人は俺に、いいなぁ~。運が良いよね去年もやってさ。と言う。
しかし全ての始まりはたった1本の電話だった。なんのつながりもない。
・お店が東京にあって
・ピックアップされて
・俺がその日お店にいて
・俺が電話に出て
・俺が話を聞く事になって
・当店に設備があって
・俺にやれるだけの技量があって
・俺が出演OKで
・・・・・・・・・・・・優勝する
これが限りない努力の結果だという事は、あまり多くの人に知られていない。
俺のアツイ物語は死ぬまで終わる事はないだろう。