三浦 勇雄
エトセトラ上等。

 MF文庫Jの「エトセトラ上等。(著:三浦勇雄 画:屡那 )」を読みました。


 「今週の≪外界ウオッチング≫はズバリ『外界人の日常を探ってみよう』というわけで外世界の某国某県某市にやってまいりましたー!」

 

 ――とまあ、またしても何事もなかったかのように現れる槍ヶ岳。

 

 霧島曜子、藤森文七、古都ゆかりのもとにそれぞれ起こる不可思議な事件、そしてなぜか周囲をうろちょろしている大目玉の姿が……?

 

 今回は、場カップル上等! な鉄平とゆかりの周辺にカメラを向けた上等上等大上等! な、お楽しみ番外短編集! 開けてビックリ玉手箱!!




 前作の『ジューンブライド上等。』にて一端の終了を見た鉄平とゆかりの物語ですが、今回は3本立ての短編集にてサービス満載の番外編です。


 我らが主人公の鉄平くんは今回は勉強詰めの夏休みで全く活躍の場がありません。その代わり曜子に文七、はては大目玉たちが事件(?)に巻き込まれていきます。これまで様々なトラブルに巻き込まれて来た彼らですが、数々の困難は彼ら達にも成長を促す事が出来たみたいです。


 ゆかりラブな曜子ですが、どうやら自分の想いを押し付けるだけの自己中な人間ではないようです。もちろんゆかりの恋人である鉄平のことは激しく憎らしく思っているようですが、人間としては尊敬すらしてます。だからこそ強引な手に出る事もなく二人を見守っていたりもするわけですが、よい子過ぎますなぁ( ´ー`)y―┛~~


 一見おおざっぱに見える文七ですら、相手の気持ちなって想像する事の出来る優しさを持っていて、誰かのために命すら掛ける事が出来ます。そういう皆だから第1世界の人間達がブラウン管越しに見ても人気が出たという事でしょうか。


 個人的には大目玉が一番好きだったりしますが、どんなに失敗してもへこたれたりしない昔ながらの敵役をいつまでも続けて欲しいモノですw