ヤマグチ ノボル
描きかけのラブレター
ミステリー文庫の「描きかけのラブレター(著:ヤマグチノボル 画:松本規之)」を読みました。
絵を描く以外にこれといって取り柄のない高校生の僕・遠藤ユキオにとって、神木円という女の子は
異分子そのものだった。
憎らしいほど美少女だった彼女の存在は、平凡だった僕の生活をムチャクチャにかき乱した。けして甘い
思い出ではない。仲は良くかった(良くなくの誤植?)、むしろ悪い方だ。つまらない誤解が原因で、僕は
円から数々の意地悪をされ続けていたのだから。
卒業式も近くなったある日、僕は親友の巧から円のことが好きだと告白された。巧に請われるまま、彼が
円にプレゼントするための<円の絵>を描くことになった僕。放課後、ひとり美術室に残りカンバスに
筆を走らせていた僕は、やがてただひとつの事実に気がつく。
寂しさを紛らわすために絵に没頭した少年と、自分の気持ちを上手く伝えられない少女の恋物語です♪
気持ちを伝えることはとても難しく、また相手の気持ちを読み取ることも難しいものです。しかし、ここまで
すれ違いの多い二人は珍しいというか、これで巧くいく辺りが驚愕モノですね(((( ;゚д゚)))アワワワワ
初めての出会いから一年近く虐めにあい(理由は機嫌が悪いから)、卒業までは殆ど接触は無し。
それでいて、卒業間近に告白らしいモノもなく『何となく付き合っている様な感じ』になり、ユキオくんは
東京の大学へ、円は予備校生として地元に残る。あやふやな関係のまま離ればなれになったにも
関わらずも、だらだらと続く関係・・・・いや、ホント無理ですって(;´д`)
気持ちを伝えることが苦手な円がよっぽどユキオくんの事が好きだったのかなぁ~って思えば
疎遠になっていた2年間も、想い続けるのに長すぎる時間ではないかもしれませんね。女は気持ちの
切り替えが早いとよくいうけど、想い続けることも想いの強ささえ気にしなければ簡単なんですよね・・・
結局の処、円の一人勝ちですか(○□○)