携帯のはなし
私は現在UQ mobileを契約中です。格安スマホが登場し始めてからあっちへ行ったりこっちへ行ったりお試ししまくった結果今に至ります。10年以上契約していたauを解約して最初に行ったのはauのサブブランドであるUQ mobileでした。その後はLINE mobile、AEON mobile、fiimo、mineo、Rakuten mobile、nuroモバイル等を渡り歩きました。私はスマホの料金表を眺めるのが好きです。ちょっとだけガジェットオタクでもあります。もっと安くできないかという思いから始まった格安スマホ乗り継ぎの旅も、途中からはあそこの会社はどうだろうという好奇心で契約していました。そしてひと段落したあと、少々値段はするが回線速度が安定しているUQ mobileでお世話になることに。UQ mobileは節約モードでも普通にストレスなくyoutube再生ができるのですげえんじゃ。他社にも節約モードはありましたが精々SNSを見るのが限界です。何でUQ mobileの節約モードはあんなに早いのよってとこはあまり触れないでおきます。しかし先日、MVNO業界に大激震。大手3社が思いのほか大幅値下げ。そして実は大手3社が値下げしたタイミングでどさくさに紛れて値下げしてきているUQ mobile。値段見てみろ、飛ぶぞ。なんとMVNOより安い。これはね、MVNO潰れますよ。MVNOの業界団体が総務省に要望書を提出したようです。内容はネット記事などを検索して見てほしいのですが、MVNOもこのままでは潰れると思ったようです。ちなみに私が以前契約していたLINE mobileは3月をもってSoftbankに子会社され、以後は新規受付終了する予定だそうで。ちなみにSoftbankの新プランの名前は『Softbank on LINE』。特徴はLINEアプリをいくら使ってもギガが減らないというもの。この特徴、LINE mobileが持っていた『LINEフリー』のシステムと同じなのですね。被食者の能力が捕食者に移るってどこのカービィかな?プラン名にも名残が残ってますね。LINE mobile、あなたのことは忘れない……。多分体力がないところからリタイアしていくんでしょうが、IIJやOCN、mineoあたりのMVNOの中でもシェア率高いところが敗北宣言したら他のとこもアカン気がしますね。どうなるんでしょうか、携帯会社業界。MVNOが現れる以前はau、docomo、Softbankが寡占していました。auが嫌やなあと思ったら残るはdocomoかSoftbankしかない状況。そこに、サポートはしませんし回線も大手3社よりは遅いけど安いよ、というMVNOが現れたことによって「大手3社は料金が高いしやってられね」と思った人はMVNOに流れ込みましたよね。サポートしてほしいし回線も速くないと嫌ですって人は、仕方ないけど大手3社じゃないと。という具合に、ユーザー層の違いで棲み分けをしていたと思われる大手3社とMVNO。今後いくつのMVNOが残れるでしょうか。また寡占状態に元戻りは嫌なので、何とか1社か2社は耐えて残ってほしい。MVNOが消えてしまって3社寡占状態になったとしたら。3社が値上げする、契約条件を変える、となって万が一改悪した時に他に移れない訳ですよね。その頃にはMVNOが淘汰されているので、また以前のように3社をぐるぐる回るしかなくなるのだ。そして今回痛い目を見たMVNO、衰退した後にまたMVNO事業やるでと手を挙げる事業者はいないでしょう……。寡占化は恐ろしい……ガクブル……。というのは極端な想像です。予想では、何社かは残るのではないかと期待しています。多分。もしくは大手3社とそのサブブランド、という形になるかもしれない。そうなる前に「総務省、動きます。」となってくれればいいんだが動いた結果大手とMVNOの垣根がほぼ消滅してMVNOが瀕死になったからな。そして新プランのサービス開始は3月から。もう時間はない。さてどうなるやら。