スコールのあと/カンボジア | アマヤドリ

スコールのあと/カンボジア


永遠に続くみたいな回廊。

限られた場所から抜ける世界を見る、というのは最近得た視線のように思っていた。
けれど実際は私の記憶や、知らない記憶のようなものにも含まれてる。
影からひなたを見ることや、深海から遠い空を見ることや。


この女の子、ずっとここで勉強をしていた。
雨を避けながらガイドさんはずっとこの近くで話をしてくれたんだけど、邪魔してないかなあと思う私たちにはびくともせずにずっと本に集中していた。
ガイドさんも気を遣う様子はまるでない。
こんなところが近所にあったら、ここで本を読むのもいいなあ。
スコールの後は涼しい。


スコールのあとの水溜りで遊ぶ子たち。
いいなあ。私もざぶざぶしたい。
カメラを向けたらどっと寄ってきた。
写真を撮られるの、好きみたい。
みんな少し照れてるんだけれど好奇心の方がうんと上回っていて、うれしそうに撮られてくれる。
撮ったあとに見せてあげるとすごく喜ぶ。


とてもキュートだった女の子二人。
女の子みんな綺麗だった。
可愛いんだけど、どことなく色気みたいなものがある。色気というか、どこかが大人びている。
なんなんだろう、あれは。
ちゃんと生活するということを知っているからかな。
カンボジアの子はどんなに小さくても家族の中で仕事を持っているから。