夜明け前に | アマヤドリ

夜明け前に


いくつかの夢の断片を思い出した。
人物のこともあれば目に残っている風景だったり、そのときの幸福な気持ちであったりした。


線路を敷き直す音をきいていた。
砂利を撒くがらがらという音、レールを叩いて均す音。
私が寝付いた頃に母が起き、窓を閉めて扇風機をつけた。

おばあちゃんちだから起こること。
線路も、寝ている私のそばに母が立つことも。


夏になる前に、
花たちは精一杯濃くなっておこうとしているみたいだった。