アンコール・トム | アマヤドリ

アンコール・トム


アンコールとは大きいという意味で、トムとは街という意味だそうです。
(ちなみにワットは寺院。だから有名なアンコールワットは大きな寺院、のような意味です。)

名前のとおりここはもともと大きな街で、ひともいっぱい住んでいたそう。
今は住人は少なくなっているのだけれど、それでも住んでいるんだって。
こういう遺跡の中にひとが住んでいることが最初はぴんとこなかったけれど、お寺自体、ひとの生活に密着したものだものね、と納得。

  

入り口の長い通路には、この世界ができたときの神話にまつわる石像がずらりと並んでいる。
左側が良い神様の列で右側が悪魔の列。
お互いが、しっぽのない蛇をひっぱって世界の中での優劣をつけようとしている。

もともとカンボジアはヒンズー教の国だったそう。
今は仏教の国になっているのだけれどヒンズー教時代のものが残っていて、取り入れられて、特別な色合いが残っている。
日本もそうだけれどアジアにひろまっている宗教は結構柔軟だよなあ、と思う。
うまく異端を取り入れていいように解釈して、いつのまにか我がもの顔で居座る。

けれどよく見ると神様の首は殆ど全て、一度落ちた跡がある。
かんたんに全てがまるく収まったわけではないのだ。


小さい頃にスケッチして、色を塗ったのはこの顔たち。
私はいったい何を、この顔にみたんだろう。
たらこくちびるだなあ、とかそんなんかもしれないけれど。
ちょうどそのあたりの記憶がすっぽり抜け落ちていて、なにを感じたり考えたりしていたのか覚えがない。



カメラを向けたらにっこりポーズをとってくれた女の子。