いまいちセンスが磨かれないこと | アマヤドリ

いまいちセンスが磨かれないこと


疲れがたまっていたから今日こそ早く帰って眠るぞ!と思っていたのに想定外の仕事が押し寄せる。
諦めて、きちんと丁寧に仕事を片付ける。パウチしたものの端っこの尖ったところをまあるく切っておいたり、送るファックスにひとこと添えたり、お菓子を余計に出しておいたり。
それは自分を整える行為。

もしかしてかたくなになりすぎていたのかなぁということを思った。
ずっとお世話になってきたひとと離れて、それでもきちんともとの関係を続けられると思っていたのにどこかでそれが気付かぬうちに壊れていた。たぶん。
私にはわたしの理由があったけれどそれを理解してもらえないこともよくわかっていた。私にもっと努力できることはあったし、それをわかっているからこそ引け目もある。
またこうして、私はいつか去る身だからと少しずつ諦めて薄まってゆくのか、またなのか、と思うと悲しかった。
だからなんとなく、きちんと笑いかけられなかったのかもしれない。
最近冷たい、と言われてびっくりした。
私はいつも感謝しているしにこにこしているつもりだったから。
でもどこかで、悲しいから決別したことはそのことに波紋をひろげていたんだろう。

今日はずっとにこにこしてた。
冷たいって言われたからってわざとらしいなぁ、というくらいに。
そうしたらむこうも、えへへってにこにこしてくれた。

いつも、わたしはひとの目にどう映っているんだろうとどきどきする。
どんな話をしたらいいんだろう。
なにを求めて私と接してくれているんだろう。
こんな話はこのひとには子供っぽいだろうか。
ここは男同士みたいにはなすべきか。
真面目な話はつまらないかな。

恐いのは嫌われることじゃなくわたしの本質をまっすぐ渡す前に顔を背けさせてしまうこと。
勘も間も悪い自分をよおく知っているから、世界中のたいていのひとにたいして、どきどきしている。

最後にはわたしでいるしかないと知っているから余計に不安なんだろう。
きっと傲慢なんだ。


だから、丁寧に。
覚悟を決めて時には、おそくまで働いているほかのひとのサポートをしているつもりになる。
尖ったパウチのはしっこが痛くないように。
てんとうむしのはんこを付箋に押したり。
好きなお菓子をリサーチしたり。

自分のためにするこのことがうまくめぐればいい。

***

その後長い付き合いの芝居仲間とごはん。
ほんとうにたのしい。
おばかさんな話ばっかりだけど。
あまりに可笑しすぎて、ほかのたいていのことではこんなに大笑いしないかも。
ちゃんといつも幸せでいてね。