ハーメルンのワラビー使い、孔雀 | アマヤドリ

ハーメルンのワラビー使い、孔雀


ワラビーの広場の前に外ワラビーがいた。
あたまじゃないところを撫でてね、と飼育係のおじさんが子供たちに教えている。
私もしゃがみこんでワラビーに触る。
おおきな、キウイみたいな毛並みだ。
目がくりくりしていて手がたえず中途半場なところに飛び出していて可愛い。
なにかの拍子にびょん、とつかみかかってくる。
痛くないみたいだけど。

かわいいかわいい、とはしゃいでいる小さな子たちもかわいくて、そこに埋もれてぎこちなく笑っていたおじさんもかわいかった。



ワラビーは臆病なんだって。
このこは珍しく、ひとに触られても大丈夫なんだそう。
大人なのかな。子供なのかな。ちょっと分からない。顔は子供みたいだったけれどどうだろう。



多摩動物園には野良くじゃくが何羽かいてときどき雄たけびをあげているのだけれど、やぎの小屋にも降り立っていた。
ぐるりと取り囲んだ子供たち全員にちゃんとエメラルドのひとみを見せようと力んでいるのか、足踏みをしながらびりびり震えてパラボナアンテナのように受信送信を繰り返していた。