注:まとめて本を与えないでください
『ムーミン谷の十一月』を読み終えてふと、そういえばもっていたはずの『ムーミンパパ海へ行く』はどこにいったんだろうな、と考える。
まだ友達に貸したわけでもないし、いくら部屋が雑然としているからって考えてみたらもうずいぶん前から見当たらないんだもの、やっぱり他の部屋の本棚に入っているんだろうな、それかもしかしたら古本と間違えて捨てられてしまったのかもしれない。
…と、ちょくちょく思い出しては小さくこころをいためていた。
もう一度読みたいな、あの、ムーミンパパがにょろにょろの島にいく話…。
……と思いながら何気なくmixiのこの本のレビューを読んだら!
…
この本、もってませんでした。
なくしたんでもなんでもなく。
読んだこともなかった。
「海へゆく」という題名から、てっきりパパが海に船で漕ぎだしてびりびりにょろにょろに恐い思いをさせられるあの話のこと、と思い込んでいた。けれどどうやらその話は他の巻の一部の話だったみたい。
読んだ気になっていたからこの巻を飛ばして最終巻を買って読んでしまったのだった。
なぞがとけたー!
ムーミンの他の巻同士はそんなにつながりがないのだけれどこの、海へゆく、はそうでもなかったみたい。
最終巻でどうしてムーミン谷のみんなが不在だったのか…がえがいてあるらしい。
うん、確かに唐突だとは思ったんだ。
でも唐突であることなどまったくめずらしいことではないし。
それにしてもしくじったー!!
読んでいたら十一月、がもっと深いものになったのに。
またやっちゃった。
以前友達に借りたグリーンマイルを読んだときもなぜか5巻から読んでしまった。
お婆さんを癒してるシーンから始まっていて、不思議な力のある大男の話かぁ…へぇ…それでそれで?って読んでいったら途中で1巻から読んでいなかったことに気付いた。
実際は、大男が不思議なパワーをもっているというまさにそこが話の肝、感動大盛り上がりシーンであった。
でももう時すでに遅し。
貸してくれた友達にとてもとても怒られた(もう1冊ずつしか本貸さない!)。
けれどこれでこころおきなく『ムーミンパパ海へゆく』が買えるし、またまっさらな気持ちでムーミンシリーズを読み返す口実にもなった。
やったぁ。
