太平洋展 | アマヤドリ

太平洋展


お友達の版画展へ。

私にはめずらしく、予定はつまっているけれど個々に時間の余裕のある一日だったのでたぶんこの日の写真は特にまあるい。


小さな展示会だけれど、だからこそゆっくりと見ることができた。
展示室の真ん中に椅子と灰皿が置いてあって、ひとが入れ代わり立ちかわりする。
ずうずうしく、私も座らせていただく。
私のおじいちゃんと言ってもよいくらいのお年のかたが多くて、いろんな話を小耳に挟む。
入院していた奥さんの意識が戻ったこと。毎日病院に呼び出されることで疲れちゃったよ、とつぶやくと、傍にいた女性が、でもちゃんと看てあげなきゃ自分が後悔するもの、とほほえむ。
最近なんでも忘れちゃうんだよ、と話すおじいちゃんは帰りぎわだったのに上の階にかばんを忘れ、それを取りにいくのに次はたばこをテーブルに置いていってしまった。

そんな光景のなかにしばし紛れる。


お友達の作品はひとめで見てわかった。
それもとても素敵でこころを射るなにかがあったのだけれど、ここにはもうひとつ、素敵だと思った作品を。

銅版画らしい。
この淡くひっかいた感じがいいなぁ。
(あとたぶん、鳥が可愛かったから)

そして私は今、白黒とか、モノトーンの表現にすごく興味があるみたい。
しかも明度を押さえた。
光と影のなかに、色を想像させる表現。

きっと踊りでも。