もじがさわぐ | アマヤドリ

もじがさわぐ


特別に好きな文章は、字のならびでわかる。
まるみがちょうどよいから。
文字の部分と余白の部分のバランスの甘味が絶妙だから。

ぱっと見ただけでその文字の色が見えるほどの感覚が私にはあるわけじゃなくて、温度のほうをむしろ感じるのかもしれない。
温度…じゃないかなぁ。手触り。

絵や写真にはそのひとがあらわれると思う。文章にだって。
だけどこの文章の配列…俯瞰図…手触り…?甘さ?なんと表現していいかわからないけど、それにもすごく特徴が出る、ような気がする。
私が感じるのはある特定のひとだけだけれど。

漢字とひらがなの配分かなぁ。それによる黒と余白のバランス…。
なんだろう。何をどう感じているのか自分でもうまく説明ができない。

そのなにかは日記でも、ちょっとしたメールやコメントでも同じ。
不思議なものだな。

不思議でもなんでもないのかもしれないけど、とおくからでもその動物の模様を見分けられるような感覚で、文章がわかる。
そのことにふと気付いた。