心理 | アマヤドリ

心理


実は、DVに悩まされています。
やめてよと逃げ回っても全然手を弛めてくれません。隙を見せたら一瞬で飛び掛かってきます。
毎日顔が傷だらけです。
明日から本番だというのに…!

ちゅん。
頼むから、やめて。

でも、もしかしてこれは攻撃じゃなくて少々荒っぽいけれどただの遊び、狩りのシュミレーションなのかもしれない…と思い、逃げ回るのをやめて私も向かっていくことにしてみた。
そしたら…もしかして、ちょっと喜んでるかも。
やっぱり顔にきずができることには変わりがないけど。

私はちゅんのお母さんだと思ってきたけど、それは赤ちゃんのうちだけで、今はすっかり私を兄弟だと思っているんだということがこれではっきりとした。
日頃ごはんをあげているのは母だし、私が母の作ったご飯を食べているという関係をちゅんが見抜いていないわけがない。

それにしてもちゅんはただずーっと、私のそばにいたいだけなんだ。
そのことばっかり考えている。
いつも必死に追い掛けてくるし、私が朝寝坊すると起きてくるのをいつまでも、いつまでも部屋の前で待ってる(そしておはようの代わりに、くちばしがとんでくる)。

昨日は機嫌がよかったみたいでずっと可愛い様子で肩にいた。
母がおばあちゃんの家から帰ってきたので久しぶりに家族がそろって安心しているのだろう。
ふっくらまあるくなって、甘えた声を出す。3人ともが見える場所に陣取ってかわりばんこにながめたり、肩を渡り歩いたり、ご飯をもらったりする。
うれしいのか興奮しているのかいつまでも起きているから、「ちゅん、そろそろ寝ないと」と私が言ったとたんものすごく鳴いて、ぐずり出した。
子供と一緒。
眠いくせに「もう寝なさい」って言われたくないのだ。
はいはい。ごめんね。
もうみんな寝るから寝ようか、と言うと、しかたなしに黙ってちゃんと寝床にがさがさ潜り込んでいった。