やさしい夢 | アマヤドリ

やさしい夢


やさしい夢をみた。
近くに辛抱強くまもってくれるひとがいて、だけど決してもうそういうふうには手に入らないと知っている。
けれどだからこそそれは約束などなく続く。

微熱のせいでいくらでも眠っていられる気がした。

なにかを約束した。
けれどあたたかかったことに胸がつまるだけで、それがなんだったのかを思い出すことができない。
薄い蓋をされてそれはゆらゆらと沈んでゆく。
ときおりきらりとひかってまた、あたためる。