お母さんおめでと。 | アマヤドリ

お母さんおめでと。


母の誕生日に写真たてをあげた。

母は私たちを育てるために仕事もやめずっと専業主婦をしてきた。もともと体がとても弱いのと幼少の頃から我慢ばかりしてきた母だから、私たちが大人になってもうまく羽根をのばすということができないひと。
父があちこち連れていってくれたらいいのに、なかなかそういうひとでもない。
真面目で手を抜いて遊ぶということのできない両親。
15年くらい前に行ったヨーロッパのビデオを今でも見ているような、そんなひとたち。

趣味がないことを淋しく思っている母のことが私はずっと気掛かりで、なのにずーっとどこにも連れていってあげたりしなかった。
ひとり娘なのにね。
買い物にも映画にもつきあってあげないで、私は自分の好きなことだけして生きてる。

父と母は散歩にはよく行く。
なら、と、私は自分のbaby holgaを貸してあげた。
写真を撮るだけでどんなに、いつもの景色が変わって見えるかということを体験したから。

写真をとってこれに飾ってね、というかんじでプレゼント。


この前の竹ノ輪の展示会で大事に買ったはたぼうさんのメッセージカードを添えて。
母に手紙なんか、ヨーロッパからしか出したことがなくて照れちゃうけど、夜中に書いたメッセージは二度と読み返すことができないくらいさらに照れちゃう内容になっちゃった。


おとなになるって素敵なことだな。
たくさん失くすけど、だからこそ大事にできることも増える。
友達のお父さんへの想いの日記を読んだから、近ごろひとと自分の関係についてよく想いをめぐらす。
会社のひとに少しこころをひらきたくなったのも、母へのことも。