ビブラフォンとほのおと呼吸
ベランダから空を眺めるのをいったん中断し、お風呂に入ることにした。
ぐったり疲れていたし、珍しく坐骨神経をおかしくしちゃったみたいなので今日はゆっくり湯ぶねにつからなきゃ、と思って。
このあいだからお風呂に入るときに友達の曲を聞くことが心地いい。
音が呼吸に近いからかもしれない。音のサイクルが。うねり?
目を閉じてお湯にひたっていると、静かだと感じていたお湯の表面が、私の心臓に影響されて波をつくっているのを感じることができる。
私の呼吸が大波を加える。
しずかにしずかに、息を細くながく吐いて、吸って。
そこにビブラフォンの音が重なる。
にじむようだ。
最初にプラネタリウムで行われたイベントで一緒に流されていた映像がモノクロのものだったことも影響してか、el fogさんの音楽はちょっとダークで、ノイズのある、うすぼんやりの揺れる、景色が似合うと思っている。
だからお風呂にはろうそくを持ち込んでみた。
大切にともしている大きな長い蜜蝋のものと、ベルリンで買ったちいさな、スパイシーなフルーツのかおりのするもの。
溶けた蝋の処理をどうしてよいかわからずにだんだん芯が短くなって炎がちいさくなる。
あたためられてやわらかくなった部分を指でちぎって形をつくり、ちいさなろうそくにつけたしてゆく。別になにかを創ろうとしているわけじゃない。ただ、どんどん砦を築いて蝋が外に流れ出ないようにしているだけだ。
炎が揺れると、私の腕についている無数の水滴も強くきらめく。
ちょうどそこに、ビブラフォンの通る音が突き抜けて行ったりして。
思ったよりもずっと長いお風呂になってしまった。
お風呂疲れも加わってか、目覚ましをかけた2時には起きられず。
気づいたのは朝の5時半でした。
ペルセウス流星群…
ちなみに、el fogさんCDは「竹ノ輪SHOP 」で買うこともできます。
竹ノ輪さんは以前、安岡亜蘭さんのインタヴュー写真を撮らせていただいたサイトでもあります。
