露光 | アマヤドリ

露光



どうしてもすこし空に顔を向けながら歩く。
空も見たいし、葉っぱも見たいし、鳥も発見したいから。
あとこうすると、鼻の穴に風がダイレクトに入ってきてなんだか良い。

だから私はじっさいのところよりだいぶん自分の背をおおきいと思っている。


いつもこの木々の葉の裏側しか見ていないなぁと、見上げるたびに思う。
背伸びをしたいみたいな気持ちになる。
その、跳ね返されたものではなく濾過されやわらかくかえられたひかりが、好きなのにもかかわらず。


葉脈が艶やかに息づいている。
これは誰の鼓動か。