星の王子さま展
MATSUYA銀座の催事場で行われている星の王子さま展 を見に行きました。
箱根の星の王子さまミュージアムに行っているのだけれどそこでは建物の可愛さと宝探しにこころを奪われていたからもっとじっくり見よう…と思っていた。
展示の中にはセンサーで星を動かしてみたり、またたかせてみたり、といったちょっと最近風のアートとのコラボレーションもあって面白かった。
アートと呼んでよいのか分からないけれど。素敵な工作、といった雰囲気。
前TVでやはり前方からの光をさえぎる事で後ろの壁のセンサーがそれを感じ、影になるべきところを光にする、というものがコンテンポラリーアートとして紹介されていたんだけれど、なんとなくそれは科学とか実験とか図工に似ていて、なにかアートと呼ぶには抵抗があるな、と思ったことがあった。
私の中でアートとはこうあるべき!という確固たる姿が見えているわけでもないし、アートのことを堅苦しく考えてるわけでもないし…言ってみれば何でもアートだと思っているはずなんだけど。
かといって、この工作のような光の実験をなにかより下に見ているわけでももちろんない。楽しくて素敵な作品だと思ったから。
アートって呼んじゃいけないことはないけど、でも無理にアートって呼ばなくてもいいんじゃないかな、と、そんな感じ。
むずかしいな。
現代アート、と銘打ったそのTVの持っていき方が不自然だっただけかも。
この実験風のお星さまきらきらは、だけども星の王子さまに似合っていた。
程よいチープ感。程よくロマンティックで。だけどもちろん手が込んでいた。
もっといっぱい原画やお手紙がみたかったな。
サン・テグジュペリのことがじっくり知りたかったら、箱根のミュージアムに行くといいかもしれない。
そっちは楽しみながらクイズ形式で彼の事が分かるし、砂漠に駐在したときの部屋が残っていたことが感動だった。
…って、松屋から離れちゃった。
訳者の内藤濯さんがご病気だった時に役者が集まって朗読したテープを流していた。
星の王子さま役は岸田今日子だった。
彼女の声はやっぱりいいな。少年だけど、まだ性別のないかんじ。
表面に全ての感情をストレートに表すのではなくて、こころの揺れを丁寧にさぐっているみたいに聞こえる。これだ、とはっきりしたものをつかまえようとして…だけど、つかまらないことを知っているみたい。
達観?
だけれど、一方では彷徨っていて混沌の中にいる?
永遠に。
よく考えたらあんな話し方の子供はいないから、リアルではないのだけれど。
あれをきけてよかった。
ポストカードが欲しかったけれど全てに大きくロゴが入っていたからやめた。
写真はすべて、箱根の星の王子さまミュージアムに行ったときのもの。

