居間の女性、ミニバラ
夢。
夜中に台所に行った。
居間から低く音楽と会話が聞こえている。
台所のカウンターのところの扉に手をかけた瞬間、向こうにいるものが人間じゃないものみたいに恐い感じがすることに気付く。
だけど同時にひどくそれが懐かしく切ないような甘さに襲われた。
あまりにもぎりぎりにそれはわいてきたのでもうすでに手は扉をあけてしまっていた。
扉のむこうには母がいた。
部屋はちょうど空襲の直前の裸ランプのような色合いと暗さで、母は大きなベージュのブランケットのようなものを頭から被っていた。
母は今よりだいぶ若い。
彫刻のようにすじの通った鼻が美しく影をおとしている。
***
あたたかい。
このおんなのひとがそばにいるかもしれない。
影を見て、それから今朝は携帯をみながら歩いてたら注意された。
私の前を歩くことも。
お花屋さんでミニバラを買ってもらった。
あじさいはいろんないろの花びらをもつ。

夜中に台所に行った。
居間から低く音楽と会話が聞こえている。
台所のカウンターのところの扉に手をかけた瞬間、向こうにいるものが人間じゃないものみたいに恐い感じがすることに気付く。
だけど同時にひどくそれが懐かしく切ないような甘さに襲われた。
あまりにもぎりぎりにそれはわいてきたのでもうすでに手は扉をあけてしまっていた。
扉のむこうには母がいた。
部屋はちょうど空襲の直前の裸ランプのような色合いと暗さで、母は大きなベージュのブランケットのようなものを頭から被っていた。
母は今よりだいぶ若い。
彫刻のようにすじの通った鼻が美しく影をおとしている。
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あたたかい。
このおんなのひとがそばにいるかもしれない。
影を見て、それから今朝は携帯をみながら歩いてたら注意された。
私の前を歩くことも。
お花屋さんでミニバラを買ってもらった。
あじさいはいろんないろの花びらをもつ。
