追跡の土曜日
土曜日。
今日は入力がとても少なく午前中で終わってしまった。
明日のいちご狩りのためのバスをとらなければならないのに、JRバスはいつまでたっても話中だ。
そんなことをできちゃう、閑な土曜日。
親分と出勤してた女の子と3人でご飯を食べに行く。
親分はとっても気が短いので私たちが誘ったのにもかかわらずさっさと一人で1階に降り、次のエレベータに乗っている私に「早くしろ」と電話をしてくる。
エレベータを降りるともう電話は通じない。どこにいるのかときょろきょろすると歩道橋で向こう側に渡っている。歩道橋の階段を上がるともうまた姿が見えない。
ちらりと待っている後ろ姿を見せてはまた行ってしまう。
なんだか野生の動物のようだ。(森の鹿、というフレーズが思い浮かんだのだけれどこのひとに限って鹿という例えはありえない。古くなったうりんこ…のようなひとだ)
姿が消えるたびに推理を働かせて足跡を追う。
いたいた、とやっと横に並ぶのはお店の近くまで来てから。
今日はヒレカツ定食を食べた。ちょうど私の目の前の窓からは東京タワーが付け根付近から見えた。太陽のあたたかい光もいっぱい降ってきていた。
少し温められたキャベツをもりもり食べる。
私たちが半分も食べた頃だろうか。「先に帰ってるからな」と親分は早々に店を出てしまう。「あ、はい…」と、私たちが口の中のものを飲み込んでいるうちに。ごちそうさまも言わぬ間に風のように。
一緒にご飯を食べるって、一体なんでしょうか。
いつか親分に聞いてみたい。
今日は入力がとても少なく午前中で終わってしまった。
明日のいちご狩りのためのバスをとらなければならないのに、JRバスはいつまでたっても話中だ。
そんなことをできちゃう、閑な土曜日。
親分と出勤してた女の子と3人でご飯を食べに行く。
親分はとっても気が短いので私たちが誘ったのにもかかわらずさっさと一人で1階に降り、次のエレベータに乗っている私に「早くしろ」と電話をしてくる。
エレベータを降りるともう電話は通じない。どこにいるのかときょろきょろすると歩道橋で向こう側に渡っている。歩道橋の階段を上がるともうまた姿が見えない。
ちらりと待っている後ろ姿を見せてはまた行ってしまう。
なんだか野生の動物のようだ。(森の鹿、というフレーズが思い浮かんだのだけれどこのひとに限って鹿という例えはありえない。古くなったうりんこ…のようなひとだ)
姿が消えるたびに推理を働かせて足跡を追う。
いたいた、とやっと横に並ぶのはお店の近くまで来てから。
今日はヒレカツ定食を食べた。ちょうど私の目の前の窓からは東京タワーが付け根付近から見えた。太陽のあたたかい光もいっぱい降ってきていた。
少し温められたキャベツをもりもり食べる。
私たちが半分も食べた頃だろうか。「先に帰ってるからな」と親分は早々に店を出てしまう。「あ、はい…」と、私たちが口の中のものを飲み込んでいるうちに。ごちそうさまも言わぬ間に風のように。
一緒にご飯を食べるって、一体なんでしょうか。
いつか親分に聞いてみたい。