目隠し
足の裏をやわらかく。
背中がやっぱり落ちてる。
体を筒に。
球を意識。
逆足を回し続ける。
2番の足は緩めず爪先から軸にもっていく。
全部をいっぺんに欲しいけど音にとらわれたいとも思う。
音にとらわれると本当に体に入っていないことはぽろぽろ抜け落ちる。
真ん中を失う。
まっさらな自分で踊ることは楽しいけれど、変わりたいから。
きりのない約束事を反芻しては音に溺れ、鼓動に打ち負かされる。
絶えずせめぎあって少しずつ砂は山の形を作ってゆく。
冷静に、しんと夜明けの林みたいに息を細く吐き出す瞬間。
捕まえてはまた逃げていく。
でもいつしか自分に根付いていることを発見したりする。
今、私は乾いているから。
がつがつしてもいいかな。