Birthday/ありのまま
今日はお母さんのバースデー。
どうしよかな、と考えて、そうだ、お母さんはいつもTVを観ながらうたたねしちゃうんだ、ということを思い出した。
だからブランケットを買ってあげることにする。
会社が終わってそのまま銀座へ。
銀座は会社から近いのにあまり行ったことがない。ご飯を食べに行くときはいつもタクシーで出入りするから(大勢で行くから。決して贅沢してるのではない)銀座のことが分からない。
ブランケットが売っていそうなところはどこかな。
会社のお友達に聞いてみたら、やっぱりプランタンがいいんじゃないのかな?ということだったので、プランタンにする。
迷子にならないように道を聞いたのに全然違う出口に出ちゃった。
でも、分かる場所。
たくさんの建物を見上げながら歩いた。
★ ★ ★
ブランケットはカシューナッツみたいな色の、とろけるような手触りのもの。
考えていたよりもずっと安かったから今年は色々詰め合わせにしよう!と思って、他のものも入れた。
●来年のスケジュール帳(色々忘れちゃうって愚痴っていたし、出不精になってるからこれに予定をいっぱいにすること!)
●写真とかポストカードのスタンド(シンプルでとても好きになったから)
●よくわからない皮ひもで閉じるお財布状の小物入れ(模様が可愛かったし、何入れよう?って悩んでみてほしかった)
●ロクシタンのマグノリアの香りのボディクリーム(ちょっと私も使わせてもらおう)
帰って渡したら喜んでた。
お母さんは感情を表すのが下手だ。
子供の頃はいつも、私は嫌われちゃってるんだと思って悲しくてしくしく泣いた。
お母さんも娘を上手に可愛がれないことが悲しかったみたい。
お母さんが「ありがとう」って言うから、なんだか照れくさいみたいな切ないみたいな気持ちが混ざって、プレゼントのひとつひとつをわざわざ押し付けがましく説明した。
これにはね、ちゃんと日記も書くようにね!
って。
お父さんやお母さんが小さなことで喜んだりしているのを見ると、涙が出る。
昔はこのことがとても不思議で、私はもしかして哀れんでいるのかな?とか考えたりした。
でもそうじゃないことが分かった。
感情には区切りがなくて、単純じゃない。
かなしみ、とか、喜び、とか、そういうふうに言葉にしちゃったから余計混乱するのであって、そこにあるものをただ感じてみればいい。
分類なんかしないで、ごちゃまぜの混沌のままでいい。
それが私なんだから。