うたかたの秘密
たまねぎみたいに剥いで、はいで見つけたものは百でありゼロでもあった。
闇と透明がひとしい存在に見えるのと同じ原理。
全部の感情をごちゃまぜにされながら私はそれをてのひらでつつんだ。
すべての感触とすべての色と、すべての音と、
そしてそっくりそのまますべての要因の、反対側。
すべてがない、隙間でさえない、がわ。
あらゆるものが混ざってしまったからいちばん純粋になってしまった。
なにもかもが含まれているからそこから私がうみだせることばはない。
深くふかく潜っても私がここに持ちかえれるものは、そのたましいの見た、夢にすぎない。
でも私は、秘密を知ってしまった。
たぶん。
私の知りたいなぞやずいぶん遠くのこと、一番透明なものと一番の深い闇。
絶対と永遠。
光と時間。
これは螺旋のように降りてゆく旅。