特別なゆび、特別なことば
やーん。
大好きなひとに大好きって言われちゃった。
うれしい。
うれしいあまりに、こんな時間に日記をかちかち書いている。
明日もお仕事だというのに。
夜中の日記なんて朝読んだら恥ずかしいのに。
大切なひとだなぁ。
と、ずっと思っていたけどやっぱり。と再確認。
言葉の選び方も、感じ取ってくれるやりかたも、まなざしも髪に触れる指から伝わる温度も。
すべてほどよく、ここちよい。
ここちよく、やわらかく、やさしく。
話しているとその言葉にも魅了されるのだけれどその奥底に微かにひびくことをもっともっと、と辿りたくなる。
ぽんとまかせてやわらかい部分に降りられるときには私は脱皮してつるつるぴかぴかになれる。
だけどそのもっともっと、が自分の地下水をきゅっと締めてしまうときと。
もどかしいな。緊張しちゃう。求めたいからこそ。
そのくらい本当の部分で話したくなる。
魔法の手をもったそのひとは、ここちよい輝く空気をまといながら、私のどこかをくすぐりながら髪をさくさく削り、何かをみつけてくれる。
彫刻家みたいだ。
浮き彫りになりそうでならない、こころを、私はいつもはっきりと見届ける事は出来ないのだけれど。
いつも一番の私にしてくれる、って信じている。
あんなぴかぴかの瞳とほっぺで笑うひとだから。
おなかの底の方で、大丈夫ってわかってる。
新しい髪と新しく脱皮した心を手に入れて、
帰り道はいつもうれしい。
電車のガラスに映った自分がちょっと新鮮で恥ずかしいけれど。
私はずっと女の子を苦手だったけれど、
最近こういう、優しいきずなを感じる事が増えてきて、
少しずつ女の子が苦手じゃなくなってきてる。
なんだかまぶしいから緊張しちゃうけど。
…中学生男子みたいだ、やっぱり。
おうちでお風呂に入って眉間をみて、
ああ、お揃いで虫に刺されたんだって。
思い出して笑ってしまった。
笑ったね。
おんなじところを刺されるなんて!
掻いちゃだめだよ。