日本芸能に触れた一日/壱 | アマヤドリ

日本芸能に触れた一日/壱

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初めての歌舞伎。
それはそれは、もうたくさんの発見、感覚、認識、でした。
見に行って本当によかった。


★    ★    ★


会社終わって着付けしてもらって、タクシーで歌舞伎座へ。もうその行為だけで自分が粋な人間になったような勘違い。暑いけど涼しい気までするから思い込みって大事かも。歌舞伎座近くのカフェで着物姿のおくさまがたに混じりオレンジジュースをすする。

お友達やお友達のお友達、総勢30人の歌舞伎観劇。
すごいなぁ。みんなの浴衣が可愛い。男の子も、素敵。
劇場に入ると永谷園のCMみたいなオレンジ、黒、緑の幕に感激。小踊りして喜び、しばし粋を忘れる。

お相撲の桟敷のようなものを何故か想像していたのだけれど(それほどに知識がなかった…)ちゃんとした椅子。
照明器具はシンプル。声が突き抜けるようにかな?劇場は扇形に展開している。脇にはぼんぼり。
こうして着物を着て観にきたことで、観劇ということそれ自体がお祭りなのだな、ということを思い出した。小劇場とかを見ているとそういうのを忘れる。

舞台ってこういうぱあっとした特別です感のあるものなんだった。

1等席を予約してもらってたから全体がよく見える。
一番安い席は800円だそう。これなら全然敷居は高くない。

なんだ。ホントにこれは大衆が楽しむものなんじゃん!日本の芸能も捨てたものじゃないなー。
どうしてこれを、他の劇場はできないんだろう?舞台数の問題かなぁやはり…。
舞台数の多さや持ち劇場だということ、歌舞伎界は外国のバレエ団と同じなんだな。今まであまりそういうふうに繋げてみなかった。
日本には日本のカンパニーがあるんじゃん…。そっか。

自分の劇場があるっていいな。
踊りのカンパニーもそういうところが増えてほしい。そうしたら建てるところから使い易い劇場プランができていいと思うんだけどな。使う側も見る側もわがままの利くあそびみたいな部分が、もっと舞台文化には必要な気がする。
しっかり根付かないのは、カンパニーが劇場を点々としているから…というのもあるんじゃないかなぁ。


もちろんここから覆すのはすごく大変なのだろうということは想像できるけど。
でも案外、よくわからないけどこんなん実現したらいいな、と考えてるお気軽な私たち(“たち”って誰だ)が動いてみたらうまくいっちゃった…というようなことであるかもしれない。と、随分気持ちを大きく持ってみる。
そうしたらそうしたで弊害が出てきて…とか色々のことはあんまりよくわからないけど。


やっぱり、知らないのに色々考えてもダメだな。

先ずは知るところから。


★    ★    ★


…という感じで、歌舞伎の始まりはじまり。
出し物はあの有名な「南総里見八犬伝」でした。

つづく。