『ハウルの動く城』 | アマヤドリ

『ハウルの動く城』

最初の、城が歩いてくる場面がナウシカの王蟲の場面とイメージが重なってどきどきした。もしかしてすごい重厚な世界観の中の物語なのかしら?って。
進んでいくとそういう期待は裏切られたんだけど。
(でもそれはそれでよかったんだけど)

売出しの感じのわりには派手じゃない。描いているのは成長の物語だし、種明かしは千と千尋の話と同じ、名を呼ぶという魔法のこと。
この魔法にとらわれる話は好きだ。
一番はじめに触れた、そのことを中心に据えた話を覚えてはいないのだけれど。なんだったかな。

ハウルがどうしてあんなにも戦争を憎むのか、特別描いていなかったなぁという風に思った。
それがだめなんじゃなくて。
よくこういう物語には登場人物に何かしら強い動機を起こさせるエピソードが描かれがちだけれど、それがなくてもよかった、と思った。
もしかしたら観てる人によっては消化不良っぽい印象を抱くのかもしれないけれど。


カルシファーとハウルの秘密、それがとかれるシーンが好きだ。
感覚的に分かるというか…ああいう、未来の記憶に縛られる、というようなことにひかれる。なんだろう。
時間を越えた記憶ってあるような気がしてならない。


わかりにくい、と聞いていたけど私にとってはそんなことなかった。子供向けじゃないってこともない気がする。こんな話、小さいとき私は大好きだったと思うから。


ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
ハウルの動く城 特別収録版

ダイアナ・ウィン ジョーンズ, Diana Wynne Jones, 西村 醇子
魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉

いつか読んでみよう。



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