ちりばめる。
昨日は高いところから東京を見渡した。
湿気が高いせいか遠くまでみることはできなかった。
遠くの東京タワーを目安に六本木ヒルズを探す。
蒼い照明が見えなかったからなかなか探すことが出来なかった。
日が落ちるとともに街の電気が明るく灯ってきて風景は少しはっきりする。
車の長い列。
タワークレーンが変な位置についてるね、と笑ったり。
空がひくい。
街の明かりが直接映ってる。
ガラスのぎりぎりに立って外に渦巻く風の音を想像する。
そしてそれとともに、ブランコのことをまた想う。
好奇心にかられて、光に近づいてしまうんじゃないかというおそれ。
そんなこと、あるわけないのに。
こんなにたくさんの建物、
いつのまに建てたんだろう。
もし今ここが全部更地になってしまったとしたら、
ここまでに復興する元気が今の私たちにあるかな。
小さな虫がガラスの外にとまった。
こんな小さいのに、どれだけ長い旅をしてここまできたんだろうね、と話す。
それとも部屋にいて、初めて外に出てみたのかもしれないね、と。
やばいよ。高すぎるって、って。
あんまり高くて、
湿度も高くて、
ほんとうのことじゃないみたいだった。