フェルデンクライス
母の日だということを、すっかり忘れていた。
忘れていたというか、来週あたりだろうと勝手に決めていた。
お母さん、ほんとに勝手気儘な子供でごめんね。
★ ★ ★
一緒に舞台に出る仲間のひとりが、ちょっと魔法としかいいようがないくらい不思議な知識を持っている。
ちょっと体に触れるだけ、いくつかの指示をくれるだけなのだけれど歪みとか関節に染み付いた思い込みのようなものを解いてくれるのだ。
本当に不思議。
別に魔法や超能力じゃなくてそのひとの体自身を起こしてあげているだけ、というような感じなのだけれど、見つめているとあまりに不思議すぎて「不思議だ不思議だ」としかことばが出なくなる。
私も以前診てもらった時は体の平行感覚が一時的にだけどおかしくなってまっすぐ歩けなくなったし(それまでが歪んでいたから)、おまけとして世界中のブルーの色が目に飛び込んでくるみたいだった。
不思議、なんだけど、教えてくれることを聞いているとこれは全然不思議じゃない。体にとってごく当たり前のことなのかもしれないなあと思う。
「なのかもしれないなぁ」というのは、知識としてじゃなく感覚が、それは正しいよ、と頷くかんじだから。
そんな当たり前のことどうしてわからなかったのかな?ということもあればなるほど、そんな風に導いてくれれば私のこの体も言うことを聞いてくれるかもしれないよ、ということもあり、これは不思議なんじゃない、ちゃんと体に耳を澄ましてあげれば(もちろん骨とか筋とかの知識があったうえで)教えてくれることなのかもしれないという風に思う。
ただ今のところ残念なのは私が自分の体をわかっていないこと。
もっとわかっていれば、吸収できる知識もまた違ったものになるのに…。
説明を一生懸命聞いているけどその時だけの納得で終わってしまって、つづいたり発展することがない。
あれが体にしみ込めば絶対、もっと素直に動けるようになりそうなのにな。
体のなかにひとつとして余分な機能はなくて、それが全部ちゃんと繋がって働いている。
そういうことを考えると体のことがいとしくなる。私のからだなのに、体って未知で、実はすごいものなんだなぁ。
せっかくの器を何も知らずに乱暴に、用途も間違った使い方をしているのかと思うともったいなく、申し訳ない。
フェルデンクライス・メソッドの説明が載っていたのでリンク。
今日はレッスン行けるかな。
バレエシューズもポアントも忘れちゃったから裸足で踊ろう。
- モーシェ フェルデンクライス, 安井 武
- 心をひらく体のレッスン―フェルデンクライスの自己開発法
- M. フェルデンクライス, Moshe Feldenkrais, 安井 武
- フェルデンクライス身体訓練法―からだからこころをひらく
Memo
▼togoさんの教えてくれたグルジェフムーヴメンツ のサイト。
ムーヴメントのビデオを見ることもできる。
このサイトの中に
「ムーヴメンツは、人間ばなれした能力を得るための訓練ではない。ムーヴメンツは、なによりもまず、人間であることの意味を伝えるものである。」
という記述があった。
なんだか、ああ、私はもしかしたら今こういうところに魅力を感じているのかもしれない、と思った。
早くまわったり高く飛んだりすることもまだまだしたいのだけれど、それだけじゃなくて。
もっと深いところに発見を求めているのかも。
こういうのって、年をとれば踊りも変わってくる、っていうことと関連があるんだろうな。
多分。