再会のようなはじめまして | アマヤドリ

再会のようなはじめまして

友達に会いにいった。
電車でコトコト、いつもとは逆方向に乗って。
あ、こんなところに大きな川が流れていたんだ。

改札を出たらすぐに立っているあの人がそうだ、わかって、確認もせずに声を掛ける。
まるで久しぶりに会うみたいに。
「元気だった?」って。力強い笑顔。よかった、なんだか、うん、大丈夫だ。

はじめまして、と赤ちゃんのほっぺをうにゅうにゅ。はは、可愛いの。かわいー。


人見知りだから緊張するかなと思ったけれど…少しはしたけれど…大丈夫だった。やっぱり長年の友達みたいに、でも実際とのギャップが少し変な感じだけれど。
照れちゃって、なんだか赤ちゃんの顔ばかり見た。可愛いから、でもあるんだけど。


やわらかい小道を通って辿り着いたおうちで話す。赤ちゃんと、3人で過ごす時間はとても素敵。いつも2人はどんなふうに、この時を過ごしているんだろう。そこにすんなり溶け込ませてくれて。
何を感じ、何をどんなふうにみてるんだろうね、と…時の流れがいつもと違うみたいだった。
なんてすべすべなんだろう。ふわふわで、でもきっちり詰まってる。
きらきらの瞳で迫ってくる。
なによなによ。そんなひとみをされたら、わくわくしちゃう。大人でいられなくなっちゃうよ。


雷が鳴ったり、晴れてきたり。
薄い明るさに包まれていつのまにかたくさんの時間を過ごしてしまった。


もっと色んなことを聞いたり、話したり、するつもりだったような気もした。
でも何だか一緒にあそこにいるだけでぽわんと満足して、親密になれた気がする。


なんだか遠いいとこに会ったみたい。



大事な人が、また増えた。