盲目の繭 | アマヤドリ

盲目の繭

この、芯のいちばんあたたかいところ
いちばんやわらかくて無防備で肝心なところ
なにも策はいらなくて
ただ泣きたいくらい
このひとすじを
まっすぐ受けてくれたらいいだけ
こんなにもうまれたてみたいにこころもとないけれど
たぶんほんとうのことはここにしかない
だからこそ、これは全力で。

こうして永いこと空気にさらして
深い傷がつくかもしれないこともわかっている
でもそれもあなたに委ねる
わがままかしら
でも
…でもね。
これが、ぜんぶだから。
もうこれしかのこっていないの

もしひとつもすきまがなくて
もしただ目を背けて
もし砕かれても

この瞳で呼吸をするいまを