夜を共有する | アマヤドリ

夜を共有する

寂しくてお布団に入りながらムーミンを少し読んだ。
『ムーミン谷の冬』だ。

ムーミンは冬眠中にどういうわけだか目覚めてしまう。そして、真っ暗な冬の中にひとり歩くのだ。
ムーミンはそおっとムーミンママの耳をひっぱってみたりする。ママのそばに丸まってみたりする。
寒くて、そのビロードみたいな毛皮がぼざぼざになったりする。

全然眠れなかったこの前の晩を思い出した。
ひっそりと寂しくて孤独だけれど、なぜか私はさみしくて布団に入っているその時間そのものが急に愛しく思えて
そんなに酷くない気持ちでいつのまにか眠ることが出来た。



著者: トーベ=ヤンソン, 山室 静, Tove Jansson
タイトル: ムーミン谷の冬