フラクタル | アマヤドリ

フラクタル

友達の帰郷旅日記を読んで、私もとても友人に会いたくなった。でも私には「今日飲もうぜ」みたいに気軽に誘える友達が、そんなにはいない。
それに昨日から友人が入院したこともあって(前もって分かっていた入院だけれど)急に淋しくなった。
私ってこんなに寂しがりやだったかな。

駆け引きみたいなことはやっぱりできない。
全身でぶつかることしか。
その体当たりをちゃんと受けとめてくれるひとじゃないと…きっと私はそのひとに去られてしまうんだろう。それか私がつまらなくなって去るか。
友達でも、こいびとでも、求めるものすべて。

良いときの体当たりはきっと悪いときの体当たりにまだ負ける。
体当たりするこの私に、ちゃんと実態を感じる自信がないからきっとこんなにも揺らぐんだ。
不確かな、まだ全然完成されていなさすぎてばらばらをどうにか掻き集めて体裁を保とうとしているだけの。


眠りが訪れて夜に身を沈めるのはこの胸のなかのおりに潜ることに似て心地良い。
ふと射す月に優しさを求めてしまう孤独だけが、ここにある永遠の風景。