ワタシノ体 | アマヤドリ

ワタシノ体

いつの頃からか私は自分が取り返しのつかない事故に遇い、両親の気持ちを考えてはその悲劇を恐れるようになった。
その想像はリアルで気分が悪くなるくらいだ。

指がもし取れてしまったら。
私はもう仕方がないっていつかは諦めるだろうけど、親だけはいつまでも責めるのではないかという気がしてならない。
自分を。
そんな事故に遇ってしまったことを。
すべてが少しずつかわってしまうんじゃあないかと思うくらい。

だから私はそんなことがないようにといつも気を付けてきた。


親って、なんてありがたいんだろう。そして少し悲しい。
こんな風に親子という絆で結ばれてきたことが不思議で、幸せで、でもそのためにとても心を痛めたりもする。

幸せである時にこそそれは胸を満たして、こぼれそうになる。

私は元気でいることしかできない。
もう、じゃあじゃあとこぼれ落ちてもそれを満たしてくれるあなたたちと一緒に。