重い空気を掻き分けるこの手の | アマヤドリ

重い空気を掻き分けるこの手の

体が軋むくらいに少しずつ、前に進んでると感じることがある。
私の中に何かが積もってゆき、取捨選択され、澄んだものが残る。
それは強くて体中にいったん染み渡ると、景色をかえてくれる。

自分から発する熱に水蒸気のような息を吐き出しながら。
また向かってゆく。
繰り返し、挑みながら。

軋む体を何かが軽くした。