右耳は下、左肩は空 | アマヤドリ

右耳は下、左肩は空

昨日はちょっと仕事が長引いてしまったため稽古にいけず、代わりに本屋に寄った。
宮部みゆきの『レベル7』とポール・オースターの『空腹の技法』を買った。

宮部みゆきの方は面白いだろうとわかっているけれど『空腹の技法』は全くの未知。
だいたいポール・オースター自体読んだことがないのだ。読みたいリストには入っているのだが。
ぱらぱらと捲ってみた感じでよし、と決意して買ってしまった。エッセイや詩や覚書のようなもの集なのだがもしかしたらずっと大事な一冊になるかもしれない…という予感もある。
ムズカシすぎて読みきらなかったりして…。


たまに母と話すと色んなことが口から出てくる。そんなに深く考えているつもりがないからこそ自分の深部に触れているような気がする。とてもリラックスして話しているのだろう。

どれだけ時間を掛けても、もしどれだけ間違ったことを口走ってしまっても、私が訂正するのを辛抱強く待っていてくれる。そう思うだけで安心できる。

私は直に結論に達することができない。すり鉢のふちからまあるくまあるく、寄り道をしながら底へ向かう。
自分でも辿り着いて初めて、わかるのだ。
その長い道のりに付き合ってくれる人。

かなりの親不幸娘だけど。



著者: ポール オースター, Paul Auster, 柴田 元幸, 畔柳 和代
タイトル: 空腹の技法