カラッポのはこ | アマヤドリ

カラッポのはこ

こんなふうにひとり放り出された気持ちをあなたは想像する事ができないのかな
きっとこんなことの繰り返しなんだろう
だってもう伝えたもの
伝えていやになられるほどに
だからもうこれ以上核心に迫る事はできない
いっぱい言葉をのみこんでしまって
かといって無理に元気を見せる事もできない
そんなに素直でいいこじゃない
これ以上どうしたらいいの
つらくてさみしくてもあなたを眠りに奪われてしまって
眠りのおとずれない私は天井とひたいの間の暗闇をみつめるだけ
ねえどうして一緒にいるの
こんなふうに何十時間も電話をまちつづけていたのに
どうして全く私のさみしさを知らないみたいにしていられるの
私のさみしさやつらさや負の感情は
ただのヒステリみたいにほおっておけば消えると思っているの
消えないから
本当はこんなふうにくらい瞳をしていたくないから
あなたに包んでもらいたいから
だから
なにを思って一緒にいるの
どうしてこんなことに耐えているの
一緒にいたいと
あいたくて
ひとめでいいから顔をみたいってまっさらな気持ちでいたあの時が
真っ黒な墨でぬりつぶされてしまう
耳をふさいで
ねえ
あなたが助けられるひとは
ここにいるの
それすら面倒ならば
そんな余裕がないというなら
私を解放して
私は
もうあなたをわすれてしまいたい