カオリ | アマヤドリ

カオリ

すれ違った知らない人が知っている人の匂いをさせているとどきどきする。
何だか私がこっそりヒミツを持っているみたいで。目を合わせないように、私のココロがばれないように通り過ぎる。

何歩か歩いてから振り返る。
勿論そこに私の期待する面影はない。
でもつい見送ってしまう。


電車の隣の男の子、いい匂いがした。