つなわたりの摩天楼 | アマヤドリ

つなわたりの摩天楼

『残酷な神が支配する』を夜中に読んだ。
全く内容を知らずに読んだのだが、もがくようにごろごろしながら読んだ。
深い絶望と行き場のない地獄が早く晴れないかと夢中になって読み進んでしまったが、あまりのことに体力も気力も失われた感じで辛く、続きが読めなくなってしまった。
萩尾望都はとても大きな力を持っているから気をつけなければ負けてしまう。
あんまり、必死に読むのはやめよう。
続きは太陽の出ている間に読もう。

『スリーパーズ』を観た時にも思ったのだが、ああいう地獄から必死にひっしに逃げて表面上の解決を迎えても「酷い事をされたね、辛かったね、でももう大丈夫」とはいかない。
ひとは、誰かを決定的に損なってしまうこともありうるのだ。

そのことが、こわい。

こわさないで、お願いだから、誰も。