遠いヒナタ | アマヤドリ

遠いヒナタ

色々憶測を巡らしてしまうのは
私が奥まった場所にいるから
ヒカリの中に手を出さず
手をだせず
日陰で躊躇している

遠くで
声がして顔をあげると
向かいのベランダで
若い女の子が赤ちゃんを背負って
洗濯物を干してる
眩しくて
頬がピンクにそまるほど
暖かいこの光を浴びて
透き通るように笑ってる

生まれたてみたいな
そんな幸せ
太陽を余すことなく浴びて


ふと足元を見ると
日向は移動してきていて
私の
つまさきを温めている

その眩しさに
私は


また
闇の中に足をひいた